貯金は正しい、と思っていた。
使わずに取っておく。それが堅実なお金の管理だと、ずっと信じていた。
でも、ある数字を知ったとき、その考えが変わった。
銀行に347年預けると、2倍になる
メガバンクの普通預金金利は、長らく年0.001〜0.02%程度だった。
この金利で100万円を2倍にしようとすると、347年かかる。
江戸時代に預けたお金が、今やっと2倍になる計算だ。
一方、物価は毎年上がっている。2024年の消費者物価指数は前年比で2〜3%上昇した。つまり銀行に置いているだけで、お金の実質的な価値は毎年2〜3%ずつ下がっている。
守っているつもりで、確実に減っている。これが銀行預金の現実だ。
「損をしていない」は本当か
銀行預金は元本が保証されている。だから損はしない、と言われる。
でもそれは、数字が減らないだけの話だ。
去年1万円で買えたものが、今年1万500円になっている。手元の1万円は変わっていないのに、買えるものが減った。これは損ではないのか。
お金の価値は、数字ではなく「何と交換できるか」で決まる。その視点で見ると、銀行預金は毎年じわじわと目減りしている。
不動産投資でも2倍に15〜25年かかる
「銀行よりはマシ」として不動産投資を選ぶ人もいる。
でも手間のかかる不動産投資でも、資産を2倍にするには一般的に15〜25年かかると言われている。その間、管理・修繕・空室リスクと常に向き合い続けることになる。
子育てをしながら、仕事をしながら、それを続けられるかどうかは別の話だ。
私が選んだのは「置き場所を変える」だけだった
難しいことをしたわけじゃない。
お金の置き場所を、銀行から別のところに変えた。それだけで、4年間で資産は大きく増えた。
毎日チャートを見たわけでも、銘柄を研究したわけでも、大きなリスクを取ったわけでもない。ルールを決めて、仕組みを作って、あとはほったらかした。
お金は疲れない。休まない。文句も言わない。置き場所さえ正しければ、勝手に働いてくれる。
知らないことが、最大のリスク
「投資は怖い」と感じる人の多くは、投資で損をした経験があるのではなく、投資を知らないまま怖いと判断している。
無知はコストだ。知らないでいることで、毎年静かに失っているものがある。
私が具体的にどんな方法を使っているかは、準備中の有料コンテンツで話す予定だ。まずはこのシリーズを読み続けて、お金の考え方を一緒に整えていこう。
次回予告
次の記事では、「20代女子へ。これからの世界は二分される」という話をする。2022年から高校の家庭科で投資の授業が始まった。その意味を、一緒に考えたい。

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