「お金がない」。ずっとそう思って生きてきました。
でも今は、少しだけ違います。
子どもができてから、お金への不安がぐっと減っていったのです。
300冊の本を読んで、勇気を出して投資を始めたからかもしれません。
同じように感じたことがある人に、届けばいいなと思って書きます。
「お金がない」と思っていた頃
公務員をやめて、カンボジアに移住したことがあります。
仕事をやめると、お給料は入ってきません。
でも請求は、ちゃんと届きます。
前の年の分の税金。健康保険を任意で続けるかどうかの選択。
前年に収入があれば、国民健康保険はけっこう高くなります。
年金も自分で払います。40歳を過ぎれば、介護保険料もかかってきます。
息をしているだけで、お金が減っていく。
そう実感して、夜も不安で眠れないことがありました。
婚活で心がすり減り、仕事を続けられなくなった時も、似た気持ちを味わいました。
夫が働いてくれているのに、自分は稼がずに、ただ食べて、消費するだけの存在。
そんな風に思えて、苦しかったです。
300冊の本と出会って
このままではいけない。
そう思って、お金について書かれた本を、片っぱしから読み始めました。
数えたら、300冊は超えていたと思います。
周りの目は気にしませんでした。ただ、答えが欲しかったのです。
難しい言葉も、最初はよく分かりませんでした。
それでも読み続けるうちに、少しずつ輪郭が見えてきて。
そうして、やっとたどり着いたのが、NISAを使って投資信託を買うという方法でした。
小さな一歩から始めた投資
最初はとても勇気がいりました。
でも、口座を作るだけならお金はかかりません。
まずは、口座だけ開いてみました。
入金するだけなら、まだ引き出せる。そう思って、少しだけ入金しました。
値動きを見るだけならタダです。
毎日、毎日、チェックしました。
ちょうどプラスが続く時期だったので、思い切って買ってみました。
それからも、毎日見続けました。
多少下がる日もありましたが、本に書いてあった通り、長い目で見れば上がっていく。
そう確信できた頃、さらに買い増しました。
怖かったはずの値動きが、いつしか楽しみに変わっていました。
夫と「2馬力」で歩み始めた
ある程度、自分の中で自信がついた頃。
やっと、夫にも伝えようと思いました。
夫は、石橋を叩いて、叩き割ってしまいそうなくらい慎重なタイプです。
何度も何度も説明して、出てくる疑問にひとつずつ答えて。
そうしてようやく「やってみようか」と言ってくれました。
夫が始めた時期は、たまたま少し下がり気味の相場でした。
だから最初の一回を買ってもらったあとは、あまり見せないようにしていました。
私は下がる時こそ買い時だと知っていたので、焦りはなく、
むしろもっと入れてくれないかなと思っていたくらいです。
二人で同じ方向を見られるようになったのは、大きな安心でした。
子どもが生まれて、気づいたこと
子どもが生まれてからは、すぐにジュニアNISAも作りました。
それからしばらくして、ふと気づいたのです。
通帳ならぬ画面の数字が、思っていたよりも、ずいぶん増えている。
「あれ、私、お金なくないじゃん」。そう思えるようになりました。
子どもが一気に3人来てくれたのも、この準備があったからかもしれない。そんな風にさえ思える今です。
お金の勉強は、怖いことではありません。
知ることが、そのまま安心につながります。
子どもができてからの方が、お金に自由になれた。
そう感じている今、あの300冊分の時間は、決して無駄じゃなかったと思っています。
もし今、お金がないと感じているなら、それは知らないだけかもしれません。
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