うちのリビングは、放っておくとすぐに戦場になります。レゴ、ブロック、ドミノ、パズル…。
3人の子どもたちが、それぞれ好きなもので好きなように遊んで、気づけば足の踏み場もありません。
「片づけてから、ご飯にしようね」そう声をかけても、なかなか進まなくて、結局そのまま食べ始めてしまう。
同じやり取りを、もう何百回繰り返したかわかりません。
猫の額ほどの家に、夫と私、子ども3人、母の6人暮らし。
散らかった床を見るたび、小さなため息をついていました。
そんな毎日の中で出会った1冊の絵本から、あるものが生まれました。
きっかけは、絵本の中の3分間
子どもに読み聞かせていた絵本に、お片づけの本がありました。
「あと3分」「あと2分」と声に出してカウントダウンしながら、
少し急かされるようなドキドキと、ワクワクが入り混じった気持ちのまま、片づけを終わらせるシーン。
ページをめくりながら、これだ、と思いました。
うちの子たちにも、この高揚感を味わってもらえたら、お片づけの時間が、少しは楽しいものに変わるかもしれない。
「あと1分」が生む、あの気持ち
「早く片づけなさい」という言葉だけでは、子どもはなかなか動いてくれません。
何度言っても響かなくて、こちらの声だけがどんどん大きくなっていく。
そんな経験は、私だけではないと思います。
でも、残りの時間が声で読み上げられて、少しずつ迫ってくる感覚には、不思議な力があるように思います。
焦りというより、ワクワクに近い感覚。
絵本の中の主人公たちが感じていたのは、きっとこの気持ちだったんだろうな、と想像しました。
だったら、我が家にもその仕掛けを作ってみよう。そう思ったのが始まりです。
こうして生まれた「おかたづけレース」
おかたづけレースという名前の、シンプルなタイマーをつくりました。
リンクを開いて、時間を選んでタップするだけ。
3分・5分・10分から選べて、1分単位で好きな長さに調整することもできます。
残り時間は声でも読み上げてくれて、音のオンオフも選べます。
スマホのホーム画面に登録しておけば、「今すぐ片づけたい」という瞬間に、ワンタップで呼び出せます。
ちなみに、スマホ本体のサイレントモード(マナーモード)は解除してくださいね!
誰でも使えるように
タイマーを作りながら、ずっと頭にあったのは、目の不自由な方のことでした。
ふだんの仕事で、視覚に障害のある方たちと関わる機会が多くあります。
読み上げソフト(VoiceOver)を使っても迷わず操作できるように、ボタンの位置や説明の言葉を意識してつくりました。
子育て中のご家庭はもちろん、いろんな方に気軽に使っていただけたらうれしいです!
我が家で使ってみて
実際に使ってみると、子どもたちはゲームみたいにちょっとスイッチが入るみたい。
片づけをめぐる声かけが、我が家では少しだけ、やわらかくなったかな。
気づけば、「ご飯にしようね」のひとことも、前より穏やかに言えるようになった気がします。
まだ生まれたばかりの、小さなアプリです。同じように毎日の片づけに悩んでいる方や、子育て中のお友だちに届いたらうれしいなと思っています。ワンタップで始められるので、よければ一度リビングで試してみてください。使ってみての感想や、気づいた点、不具合があれば、ぜひ気軽に教えてください。
お片づけのことでも、暮らしのことでも、気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
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